今まで何度かあったコルビュジェ展と違う画期的な内容で、コルビュジェが建築家になる前の画家の時代に焦点を当てている。若い頃、ジャンヌレという名前(本名)で「純粋主義」(ピュリズム)の運動を推進していた時代の作品を多数見ることができる貴重な展覧会。(国立西洋美術館)
その特徴は、物の形を透視図的でなく投影図的に分解して、バラバラにした上面図と側面図を組み合わせて再構成するという、すでに建築的な物の見方をしている。形を幾何学的に純粋な形として捉える「純粋主義」が、後のコルビュジェが推進していく、幾何形態による機能主義建築の原点になっていることがはっきり分かる。
↓
(図は、国立西洋美術館の展覧会サイトより)
0 件のコメント:
コメントを投稿