2018年6月21日木曜日

プーシキン美術館展

Exhibition "Pushkin"

プーシキン美術館展を観た。まったくの個人的好みで選んだベスト4。


ユベール・ロベール「水に囲まれた神殿」
「廃墟の画家」ロベールは、古代都市に憧れてローマ時代の遺跡を描いた。ほとんど空想で、この建物も実在はするが朽ちかたはこれほどではなく、海のそばにもなかった。

クロード・ロラン「エウロべの掠奪」
風景画の元祖ロラン。海を背景にして神話の物語が描かれたロマンチックな風景。

コンスタン・トロワイヨン「牧草地の牛」
バルビゾン派のトロワイヨンは牛専門の画家だが、今回のは特によかった。午後の柔らかい光が溢れる風景が詩情たっぷりに描かれている。

ルイジ・ロワール「パリ環状鉄道の煙」
この人の名は知らなかったが、印象派作品の中ではこれが最高だった。画面全体が機関車の煙だが、その表現が見事。(写真ではわかりにくいが) 近代都市パリの光景。

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