2018年6月17日日曜日

すみだ北斎美術館

Hokusai Museum

「建築の日本」展で妹島和世の作品を見て、北斎美術館を見そびれていたことを思い出し改めて見に行った。彫刻的な外観も特徴だが、建物の周囲にどこからでも自由に入れる小さな入り口があり、その細い路地を通ると建物の中心にエントランスがあるプランがユニーク。路地の両側はガラス張りなので図書室や講義室などの中が見える。外部と内部の空間が繋がっている考え方は同じ妹島和世の「金沢 21 世紀美術館」にも共通している。権威主義的だった美術館建築に対して、地域に開かれた美術館を提起している。



展示入れ替え中で作品は少しだけだったが、北斎の蝋人形が面白かった。4畳半の部屋でコタツに入りながら描いている北斎を娘の応為が見ている。弟子のスケッチをもとに再現したそうだ。

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