2018年1月3日水曜日

怖い絵展に無かった怖い絵(その2)

Fear in Painting  (Part 2)

「聖アントニウスの誘惑」は聖人が悪魔と闘うという繰り返し描かれた宗教画の定番テーマだが、怖い絵の宝庫だ。





無数の不気味な怪物が人間に食いついている。マックス・エルンストの「聖アントニウスの誘惑」で、怖さ No.1 だろう。 20 世紀のエルンストの表現は超リアルで、エイリアン映画も顔負けだ。拡大して見ると怖さが倍増する。




16 世紀ドイツの宗教画家グリューネヴァルトの「聖アントニウスの誘惑」(部分)。妖怪たちが人間に襲いかかっている。左下では身体じゅう虫食いにされて息絶えた人間をグロテスクな怪物が食おうとしている。



ブリューゲルの「聖アントニウスの誘惑」で、首だけになった人間が食い荒らされている。画面あちこちにも串刺しなどにされた人間が描かれている。




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