2018年1月9日火曜日

「ルドルフ2世の驚異の世界」展

Exhibition  " The Empire of Imagination and Science of Rudolf II "

神聖ローマ帝国の全盛期、ルドルフ2世の庇護のもとで芸術と科学が大発展したが、王の集めた絵画や文物のコレクションを見られる面白い展覧会。アルチンボルドの絵もあるが、この時代、帝国は世界進出していたので、珍しい動植物が入ってきたことがその絵の背景にあったこともわかる。

キリスト教の布教も世界中でやったヨーロッパ拡大の時代で、日本に来た宣教師もそういう人たちだった。彼らから受けた影響の例として「泰西王侯騎馬図」という江戸時代の絵師による屏風絵の展示があった。和洋折衷的な絵で、4人の王侯が描かれている。左端が本展の主役の神聖ローマ帝国ルドルフ2世で、オスマントルコ、ロシア、モンゴルの王と闘っている。この4人が各国の地理的位置関係どおりに並んでいるのが面白い。当時の世界情勢を表している絵で、そういう情報が日本にまでちゃんと伝わっていたのは驚きだし、神聖ローマ帝国が世界中に及ぼした影響力の強さもわかる。
( Bunkamura,  ザ・ミュージアム  〜3 / 11 )


0 件のコメント:

コメントを投稿