閑人の絵日記
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2017年7月15日土曜日
「ベルギー 奇想の系譜」展
Exhibition " Fantastic Art in Belgium "
ベルギー幻想絵画の歴史をたどる展覧会で中身が濃い。 500 年のへだたりがあるヒエロニムス・ボスとルネ・マグリットの二人は 一見無関係に見えるが、それが繋がっていることを、タイトル通り「系譜」として見せてくれる。
たくさんあるなか個人的な好みでひとつだけあげると、デルヴォーの「海は近い」という作品。ギリシャ風の女性やローマ風の建築が、電柱やガス灯などと混じって描かれている。人間たちは生きていない大理石彫刻のようだ。時間が止まったような非現実的な夢想の世界。
( BUNKAMURA ザ・ミュージアム 〜9 / 24 )
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