2025年2月8日土曜日

相関関係と因果関係の混同

Correlation & Causation 


例えば

朝食を摂らない子供は、学校の成績が悪い傾向がある』は「相関関係」で、
朝食を摂らないと、子供の成績が悪くなる』は「因果関係」だ。

つまり

『統計的にみて、朝食を摂る / 摂らないが、子供の成績に影響している傾向がある』 
が「相関関係」
『朝食を摂らないことが「原因」で、子供の成績が悪いという「結果」をもたらす』 
が「因果関係」

ところが

このふたつは混同されやすい。「相関関係」を聞いた親が、今まで食べなかった子供に朝食を食べさせたとしても、ほとんど成績が上がる結果にはならないだろう。朝食を食べないことが原因で成績が悪くなるという「因果関係」は何ら証明されていないためだ。成績が悪い原因は例えば、そもそも勉強嫌いなどで、朝食は関係ない可能性が高い。

0 件のコメント:

コメントを投稿