2019年12月10日火曜日

横浜の「外国製」

Technology from overseas

明治・大正・昭和にかけて、外国から輸入された当時のハイテク工業製品の遺産が現在も横浜に残っている。急速に進む近代化に技術が追いつかず、外国に頼っていた様子がよくわかる。


現在は遊歩道になっている「汽車道」は、横浜駅と赤レンガ倉庫を結ぶ貨物線の線路だった。
鉄橋の銘板に「American Bridge Company of New York  1907」とある。こんな物まで外国製だった。


「赤レンガ倉庫」には日本初の貨物用エレベータがあって、そのモーターが残っている。
上端にレリーフで「Otis Elevator Company」の字が読める。今でも有名なあの「オーチス」だ。

「日本丸」のある場所はかつて造船所だった。100 年前、そこで動力に使われていた
エアー・コンプレッサーが残されている。「Chicago Pneumatic Tool Co」というからシカゴ製だ。

1930 年竣工の「氷川丸」のエンジンは、当時発明されたばかりで最先端のディーゼル・エンジン。
デンマークの B&W という会社製で、「Burmeister & Wain Copenhagen」とある。

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