2019年10月3日木曜日

アメリカン・イラストレーションと  ヴィネット技法

Vignette

アメリカン・イラストレーションで多用された「ヴィネット」(Vignette)という技法がある。タブローが四角の額縁で周囲とはっきり区切られるのに対して、雑誌のイラストレーションは絵だけを区切らずに、テキストなどと組み合わせて、ページ全体に溶け込むようにレイアウトされる。そこでできる余白の面白さが活きるような、動きと変化に富む構図が工夫されていた。スクラップブックからいくつか拾ってみた。

なお「Vignette」は、昔の装飾本の各章の初めに、つる草の模様を施したことから来ていて、Vine(つる草)が語源らしい。





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