Convex mirror self-portrait, Parmigianino & Escher
16 世紀のパルミジャニーノのいちばん有名な作品が「凸面鏡の自画像」。スプーンの裏側などの映りで凸面鏡の効果は普段から見ているのに、誰もそこに意識がいっていなかったから、この絵に人々は驚いたという。今でいえば、道路のカーブミラーや、車のフェンダーミラーの像で風景画を描いたようなものだろう。
こういう「見ているのに見えていない」無意識の知覚を表に出した絵も「幻想絵画」と呼ばれるひとつだが、その現代版がエッシャーで、「写像球体を持つ手」で金属の球に映った自画像を描いている。
視覚 180 度くらいの超広角なので、室内の直線が曲がっているが、同じ効果は魚眼レンズで撮った写真でも見ることができる。魚眼レンズを買っていろいろ試してみたくなる。
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