2016年5月3日火曜日

歴代オリンピックのロゴデザイン

Olympic  Logo Design

東京オリンピックのロゴが決まったところで、歴代オリンピックのロゴを調べてみた。全て(1924年以降)を並べてみたらこうなった。

       パリ            アムステルダム     ロサンジェルス

ベルリン    ロンドン    ヘルシンキ    メルボルン    ローマ

  東京      メキシコシティ      ミュンヘン モントリオール  モスクワ

             ロサンジェルス    ソウル    バルセロナ    アトランタ   シドニー

アテネ      北京      ロンドン    リオデジャネイロ   東京

こうして見ると、東京(64)を境にして、それ以前と以後で、はっきり変化しているのが分かる。それ以前は開催国のモニュメントなどを具象的に表現した、ポスター的だったり切手的だったりするデザインだった。メッセージを抽象化して視覚シンボルを作るというロゴの考え方は東京から始まったことが分かる。

直近のロンドン(12)とリオ(16)は一見して意味が分からなかったが、よく見ると、それぞれ「LONDON」「RIO」の文字を図形化している。メッセージ性よりも形としての面白さを優先させたデザインで、PC でデザインする時代の特徴なのなのかもしれない。今度の東京(20)も、PC でなければ作れない複雑な規則性をもつ図形がすごいとは思うが、同じ流れだと思う。





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