オリンピックのマラソン会場変更でドタバタしているようだが、そもそもオリンピックを夏にやるのがこの問題の根本的な原因だ。それはスポーツイベントが夏に無いからというテレビ局の都合で決まっている。(このことを TV は言わない)オリンピックの開会式が、荘厳で、派手派手しく、大げさなのも、テレビ写りをよくするためだ。
映画という映像メディアによる大衆扇動の効果に初めて気づいたのがナチスだった。だから映像を通して視覚に訴えかけるような開会式を始めた。そして大会の記録映画を作るというのもこの大会からだった。それが有名なリーフェンシュタールの「民族の祭典」だが、タイトル通りナチスドイツの偉大さを圧倒的な映像美で表現している。開会式で各国の選手団が貴賓席のヒトラーに向かって右手を上げて軍隊式に行進する。ドイツ選手団の旗はハーケンクロイツ。熱狂する大観衆。開会式の映像は見もの。
→ https://www.youtube.com/watch?v=ospSnqRysgY
今は映画に代わってテレビがその役割をしている。
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