印象派のピサロの絵。雪道で二人の女性とすれ違うとき、男は車道へはみ出て道を譲っている。
ピサロは道の絵が多く、ほとんどが道を歩きながら見た風景を描いている。だから一点透視の構図が多いが、この場合は消失点に向かって一直線の道ではない。カーブしながら上り下りの起伏がある変化に富んだ道のようだ。遠近法的に面白ろそうなのでどんな道か調べてみた。
1 右手前の家から地平線( H.L.)の位置が推定できる。
2 道路は6つの面に分割でき、それぞれの消失点の位置を特定できる。
3 2番と3番の消失点( VP 2, VP 3 )は地平線上にあるので、ここは水平な道。
4 男が立っている一番手前の面は、消失点が地平線より下にあるので、やや下り坂。
5 4番目から上り坂がだんだんきつくなっていき、最後の6番目は急坂になる。
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