黒い絵の象徴主義時代は木炭による白黒で不安な夢の世界を描いた一つ目小僧が有名だがその作品が多数見れる。解説によれば、ルドンは肉食植物の研究をしていた植物学者と交流があったことと、やはり肉食植物の怖い絵を描いたブレスダンが師匠だったことからの影響があったという。なるほど、目玉がついているのは植物らしい。
ルドンはドガと並んでパステル画の巨匠でもあるが、代表作の「グラン・ブーケ」はパステル画としては珍しい2メートルを超す大作。このシリーズも多数展示されている。黒い絵と対照的な明るく美しい絵だが、どういう心境の変化でこうなったのかは解説がなかった。 (三菱1号館美術館 〜5 / 20)
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