Evangelicals
一昨日の NHKで、『ハルマゲドンを待ち望んで』というドキュメンタリー番組をやっていた。キリスト教福音派がアメリカの政治に大きな影響力を持っている実態を詳しく取材していた。トランプ大統領のイラン攻撃が福音派を中心にしてメリカ世論に支持されている背景もよく理解できる。
そもそも番組の題名にある「ハルマゲドン」とは、聖書の黙示録に書いてあるこの世の終わりの最終戦争を意味する。世界の終わりが迫っているというキリスト教の終末論の世界観だ。そして世界が破滅する時、神への信仰が厚い人だけが死の苦しみを味わうことなく救われて、新しい世を迎えることができると信じられている。彼らにとっっては、この世の終わりとは破滅であると同時に「救済」でもある。番組の中で信徒が、ハルマゲドンで救われるのはアメリカ人とイスラエル人だけで、あとの人類は全て滅びると真剣に話していた。だから信徒たちは、早くハルマゲドンが来ないかと願っている。それが番組題名の『ハルマゲドンを待ち望んで』の意味だ。
その世界観のもとに、イスラエルのガザ攻撃や、アメリカのイラン攻撃が行われている。イスラム教徒やパレスナ人は悪であり、自分たちは神から選ばれた選民だという意識が根底にある。それはイエスの言葉として、パレスチナ人は男も女も子供も全員殺せと書いてある聖書を根拠にしている。福音派は聖書の教えを忠実に守る宗派だ。