The Birth of a Nation
「国民の創生」は、今から100 年ほど前の映画だが、映画史上の歴代名作映画に必ずランキングされる。白黒サイレント映画だが、 D. W.グリフィス監督は「映画の父」と呼ばれている。映画は南北戦争から始まる。北軍と南軍が熾烈な殺し合いをして、北部と南部の憎しみの感情が高まる。戦争が終わると、リンカーン大統領は南北がひとつになることを優先しで、南部に対する融和政策をとる。しかしそれを生ぬるいとする急進派もいた。その一人にリンカーンは劇場で観劇中に暗殺される。
リンカーンの黒人優遇政策によって、黒人の社会的地位が上がり、選挙権も得る。南部の州議会では黒人政党が多数派を占めて権力を握り、黒人に有利な法律を作ったりする。街なかでは黒人が白人を襲ったりする暴力行為が日常的になり、白人は恐怖に怯えている。
アメリカはやがてマイノリティの人口が白人を追い越すだろうといわれる。その危機感から白人至上主義者が増えているといわれる。彼らは人種差別を正当化する。その代表が今でも続いている KKK で、トランプ政権を強力に支持している。彼らは今でも映画と同じように白頭巾をかぶり、南北戦争時代の南軍の旗を掲げている。まさに「分断国家」アメリカだ。