Theater to Streaming
ネット配信の普及で、映画界の勢力図がすっかり変わってしまった。そもそもこうなるまでの映画会社の歴史とはどういうものだったかについて「ハリウッド100 年史講義」(北野圭介)に詳しく解説されている。そのおおまかな歴史は・・・
1920 年頃から映画は、それまでの職人的監督による見せ物的な映画から脱却して「映画産業」として成長していく。映画制作は、計画的・効率的に行われるようになる。「シナリオ」が導入され、「プロデューサー」のもとで、システマティックに映画作りがされるようになる。
そして1930 年頃に生まれた「トーキー革命」により、映画産業は「黄金期」をむかえる。観客を集めるための劇場確保に多大な設備投資が行われた。そして映画会社の競争が激化した時、大恐慌が起こる。その結果、映画会社の淘汰と再編が起こり、「ビッグ5」と「リトル3」が生き残る。
「ビッグ5」とは、パラマウント、MGM、20世紀フォックス、ワーナー・ブラザース、RKO、の5社。「リトル3」とは、ユニバーサル、コロンビア、ユナイテッド・アーチスト、の3社。
戦後になると、この8社すべてに「独占禁止法」の適用がなされることになる。制作、配給、上映まで垂直統合されていた各映画会社は、劇場チェーンの切り離しを余儀なくされる。また制作を誰でも行えるようになり、独立系映画会社がたくさんできる。やがてほとんどの作品が独立系の会社が作り、ビッグ5は、ただ配給をするだけになってしまう。映画会社の収益は悪くなり、他種の業界の巨大企業に吸収合併されるようになる。これらにともなって映画自体の質も大きく変化してきた・・・
・・・という歴史の流れの中で、現代はネット配信が主流の時代になった。NETFLIXはオリジナル作品を次々に制作している。また従来の映画会社から作品のライセンスを買い取り、ネット配信をしている。ということで、現代のハリウッドの新たな勢力圏は「ビッグ3」と呼ばれている。それが
1位:ネットフリックス
2位:アマゾン・プライムビデオ
3位:デイズニー+