Smartphone Idiot
愛知県豊明市という町で、子供のスマホ使用を、1日2時間に制限する条例ができるというニュースが話題になっている。最近オーストラリアでも同様の法律が制定された。そうしたい気持ちはわかるが、実効性はほとんどないだろう。かんじんの親たちが、「子供がコミュニケーションができなくなる」とか「子供が情報収集ができなくなる」などの理由で反対しているからだ。スマホさえあれば「コミュニケーション」や「情報収集」ができると思っている親たちを見て、子供たちも「スマホ人間」に育っていく。ちなみに「スマホ人間」のことを英語では「Smartphone Idiot」という。つまり「スマホ馬鹿」だ。
スマホで得られる知識は、どうでもいい雑学的なことばかりだが、それで十分満足しているスマホ人間は、本を読まない。もともと子供は、知識欲が旺盛で、本を読むのが大好きだ。読書は、「読解力」という言葉のとうり、「読んで理解する」ことで、それには自分の頭で物事を考える力を必要とする。読書によってその能力が身についていく。しかし読書嫌いで、本を読まないまま育った人間は「スマホ人間」になる。スマホは本と違って、自分の頭で考えることを必要としないお手軽な道具だからだ。
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