藤田嗣治展が始まる。( 7 / 31 ~ 東京都美術館) 藤田について調べていたら、こんなことに気がついた。藤田には3つの時代があるが、それぞれでサインが変化している。
(1)パリ時代は、日本画の手法を取り入れた絵で活躍したが、漢字の「嗣治」と藤田のフランス語綴りの「Foujita」が併記されている。
(2)戦時中の日本で陸軍美術協会理事長として率先して戦争画を描いていた時代は、ローマ字ではあるが日本語で「T. Fujita」となっている。
(3)戦後、フランスでカトリック教徒になり、教会の宗教画を描いていた時代には「Leonard Foujita」で、洗礼名レオナールと、もとの「Foujita」になっている。
(写真は 2015 年の映画「FOUJITA」より)
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