作品が2点しかない超ミニ企画展。ドイツの現代画家ゲルハルト・リヒターと、19 世紀の写実画家クールベを対照的に並べている。リヒターは抽象絵画を描きながら部屋にクールベのこの絵を飾っていたという。雑誌などの写真をキャンバスに大きく引き伸ばし全体をぼかして描くフォトペインティングという手法だそうだが、モチーフは違っても光がよく似ている。あえてそれをすることで、クールベのような写実的な絵画の「終わり」を示したものだという。
ゲルハルト・リヒター「シルス・マリア」2003 年
ギュスターブ・クールベ「狩猟者のいる風景」1873 年
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