玄関ポーチのひさしを支える柱が1本というのも軽快感がある。ひさしの周囲のテラコッタのレリーフ、柱側面のややアールヌーボー的なレリーフ、入り口わきの6角形の窓、など印象的なディテールがちりばめられている。
ラベル
- 絵画 (597)
- 映画 (307)
- デザイン (121)
- 建築 (71)
- 写真 (57)
- 本 (36)
- 芸術 (33)
- 本、 (20)
- 絵画、 (20)
- 自動車 (14)
- テクノロジー (7)
- 美術 (7)
- 映画、絵画 (5)
- 映像 (4)
- 音楽 (4)
- 文化、 (3)
- アート (2)
- ドキュメンタリー (2)
- 彫刻 (2)
- 映画、テクノロジー (2)
- 絵画、テクノロジー (2)
- 絵画、映画 (2)
- 絵画、映画、 (2)
- アニメーション (1)
- グルメ (1)
- デザイン、建築、美術 (1)
- 台湾、歴史、映画 (1)
- 小説、映画 (1)
- 映画、デザイン (1)
- 映画、歴史 (1)
- 本、映画 (1)
- 科学 (1)
- 絵画、デザイン (1)
- 絵画、建築 (1)
- 絵画、建築、文化 (1)
- 絵画、本 (1)
- 自動車、絵画 (1)
2016年7月6日水曜日
横浜のアール・デコ:横浜銀行協会
"ART DECO" in Yokohama : Yokohama Banker's Association
「横浜銀行協会」は昭和11年(1936年)築でアール・デコの名作とされている。明るく軽快感のある建築で、クリーム色の壁に褐色のテラコッタがあちこちにあしらわれているのがエレガントだ。窓を上から下までひとつながりの造形にするのもこの時代のよくあるスタイル。窓の彫りが深いので壁が列柱のように見える。玄関が左へオフセンターされているのが、官庁建築の重厚感とは違うカジュアルさを出している。最上階は戦後に増築されたそうで、たしかに違和感がある。
玄関ポーチのひさしを支える柱が1本というのも軽快感がある。ひさしの周囲のテラコッタのレリーフ、柱側面のややアールヌーボー的なレリーフ、入り口わきの6角形の窓、など印象的なディテールがちりばめられている。
インテリアも素晴らしいと聞いていたので、入ろうとしたら見学は一切ダメと門前払いされた。こういうのは初めてだ。歴史的建築の保全は大事だが、だからといって、金庫にしまっておくような(いくら銀行でも)保全では文化遺産の私物化になってしまう。
玄関ポーチのひさしを支える柱が1本というのも軽快感がある。ひさしの周囲のテラコッタのレリーフ、柱側面のややアールヌーボー的なレリーフ、入り口わきの6角形の窓、など印象的なディテールがちりばめられている。
2016年7月2日土曜日
工場のイメージとギーガー
A image of plant and Giger
工場が好きであちこちへ見に行くが、あまり「萌え」ない。実際には銀ピカの近代的工場なのに、配管が複雑に絡み合った様子が生き物の内臓のように見えたりする。そんなあまり気持ちのよくないイメージを表現したいと思い写真加工でやってみた。
写真の表現力ではこんな程度だが、絵画ではもっとすごいのがある。スイス人の画家ギーガーは機械のイメージで気持ち悪い生き物を描いた。映画「エイリアン」(第1作)の例のグニュグニュ、ヌメヌメのエイリアンのデザインも彼だ。機械と生物が入り混じった表現を「バイオメカニクス」と呼んでいたが、すごい不気味さで、以来エイリアンものの映画は観れなくなった。近々「ギーガー展」があるようで(銀座ヴァニラ画廊、7 / 25 ~)こちらは怖いもの見たさで見に行こうと思う。
工場が好きであちこちへ見に行くが、あまり「萌え」ない。実際には銀ピカの近代的工場なのに、配管が複雑に絡み合った様子が生き物の内臓のように見えたりする。そんなあまり気持ちのよくないイメージを表現したいと思い写真加工でやってみた。
2016年6月27日月曜日
横浜のアール・デコ:エリスマン邸
応接室の暖炉周辺が、ものすごくハイセンスだ。装飾を抑えて、空白を活かしたプロポーションの美しさで勝負しているのは、もうモダンデザインと言っていいと思う。レーモンドは苦労してライトの影響から抜け出そうとしたそうだが、その表われかもしれない。しかし照明器具だけが装飾的で、まだライト的な名残りがあるのが面白い。
多角形がテーマの家具や、階段や窓格子の装飾など、邸内各所に素晴らしいアール・デコのデザインを見ることができる。
2016年6月22日水曜日
横浜のアール・デコ:横浜地方気象台
"ART DECO" in Yokohama : Yokohama local meteorological observatory
アール・デコがパリで生まれたのは1920年代だが、その影響を受けた昭和初期の建物がまだたくさん残っている。その一つ「横浜地方気象台」に初めて入ってみた。
昭和2年(1927)の築だがまだ現役。写真左にちらりと見えるのは近年増築された新館で、安藤忠雄の設計。歴史的建築に敬意を表して、本館の外観をそのまま踏襲していているので二つはよく溶け合っている。
窓の上端にあるレリーフがいかにもアール・デコで、壁面にいい表情を与えている。また、窓の並び方のリズムとプロポーションが美しい。
(左)玄関ポーチの柱のレリーフ。扇型や櫛型など典型的なアール・デコの造形。
(右)玄関ドアのガラスに施された繊細な線による幾何学模様の装飾。
階段の手すり。鉄の鋳物を木の間に挟んだデザインだが、控えめであっさりしている。
1930年代になるとモダンデザインの運動が始まるが、アール・デコはそれへの橋渡し的な役だった。そんな歴史を実感させてくれる建物だ。
アール・デコがパリで生まれたのは1920年代だが、その影響を受けた昭和初期の建物がまだたくさん残っている。その一つ「横浜地方気象台」に初めて入ってみた。
昭和2年(1927)の築だがまだ現役。写真左にちらりと見えるのは近年増築された新館で、安藤忠雄の設計。歴史的建築に敬意を表して、本館の外観をそのまま踏襲していているので二つはよく溶け合っている。
(右)玄関ドアのガラスに施された繊細な線による幾何学模様の装飾。
1930年代になるとモダンデザインの運動が始まるが、アール・デコはそれへの橋渡し的な役だった。そんな歴史を実感させてくれる建物だ。
2016年6月17日金曜日
バンクシーの「落書き」
Banksy
このあいだ、鳥取砂丘に観光客が巨大ハートマークの落書きをしたという報道があった。歩いて足跡で描いている本人(?)が写っている。お目玉をくらってすぐに消させられたそうだ。これはただの落書きだが、ちょうど同じ頃、もうすこし面白い落書きのニュースをテレビでやっていた。
イギリスのある小学校に突然落書きがされていた。消そうとしたら落書きの本人から手紙が来て、グラフィティアーティストのバンクシーだと分かり大事に保存することになったそうだ。彼の落書きはアートとして認められているので「消されない落書き」なのだ。
バンクシーの落書きはロンドンにいっぱいあるようだが、トゲのあるメッセージ性が面白く、技術的にもうまい。よくあるような型にはまったグラフィティとはずいぶん違う。この場合も、タイヤを燃やして遊んでいる「悪い子」をわざわざ小学校に描いている。もしかしたら「みんなもっと自由にやろうよ!」というメッセージなのだろうか?
バンクシーの落書きはロンドンにいっぱいあるようだが、トゲのあるメッセージ性が面白く、技術的にもうまい。よくあるような型にはまったグラフィティとはずいぶん違う。この場合も、タイヤを燃やして遊んでいる「悪い子」をわざわざ小学校に描いている。もしかしたら「みんなもっと自由にやろうよ!」というメッセージなのだろうか?
2016年6月11日土曜日
横浜のアール・デコ:氷川丸
Art Deco in Yokohama : Hikawamaru
氷川丸の中へ初めて入った。フランス直輸入のアール・デコの内装がオリジナルのまま現存している珍しい例だという。1928 年(約 90年前)に国際コンペが行われ、フランスのマルク・シモンというフランスのデザイナーの案が採用された。
この階段室は手すりなどの装飾が典型的なアール・デコ。それ以前のアールヌーボー式と違って、直線や円弧などによる幾何学的な造形の、当時の最先端デザインだ。映画「タイタニック」で同じようにエレガントな階段室が出てきた(もっと大きかったが)。あれもたしかアール・デコ調だったと思う。
上は社交室という公共スペースの天窓、暖炉、ソファなどで、こういうディテールにアール・デコの特徴(階段状の造形など)がよく現れている。下は現存しているシモンによるデザインスケッチだが、上の写真と比べると絵の通り忠実に作られていることがわかる。
氷川丸の中へ初めて入った。フランス直輸入のアール・デコの内装がオリジナルのまま現存している珍しい例だという。1928 年(約 90年前)に国際コンペが行われ、フランスのマルク・シモンというフランスのデザイナーの案が採用された。
この階段室は手すりなどの装飾が典型的なアール・デコ。それ以前のアールヌーボー式と違って、直線や円弧などによる幾何学的な造形の、当時の最先端デザインだ。映画「タイタニック」で同じようにエレガントな階段室が出てきた(もっと大きかったが)。あれもたしかアール・デコ調だったと思う。
上は社交室という公共スペースの天窓、暖炉、ソファなどで、こういうディテールにアール・デコの特徴(階段状の造形など)がよく現れている。下は現存しているシモンによるデザインスケッチだが、上の写真と比べると絵の通り忠実に作られていることがわかる。
2016年6月7日火曜日
クラシックカーラリー横浜
Classic Car Rally, Yokohama
この間(5 / 21)地元横浜でクラシックカーのラリー( RALLY YOKOHAMA 2016 )があって見に行った。スタート地点の大桟橋から年代の古い順に出走していく。10番目までにブガッティが2台、ベントレーが4台入っていた。軽快感のブガッティと重厚感のベントレーが対照的、形も音も。
この間(5 / 21)地元横浜でクラシックカーのラリー( RALLY YOKOHAMA 2016 )があって見に行った。スタート地点の大桟橋から年代の古い順に出走していく。10番目までにブガッティが2台、ベントレーが4台入っていた。軽快感のブガッティと重厚感のベントレーが対照的、形も音も。
登録:
投稿 (Atom)