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2014年10月24日金曜日
子供たち
子供の成長って不思議だと思う。同じ親のもとで、同じ環境で育てられている姉妹(孫娘)なのに、3〜4才になると、二人のあいだに、違う個性が現れてくる。姉のほうは意志の強い自己主張のはっきりした子だが、妹のほうはホケーっとした天然ボケのような子。そんな二人の性格を出せないかと描く。(上:姉 → アクリル、下:妹 → パステル)
2014年10月13日月曜日
「マレフィセント」の風景
ケネス • クラークの「風景画論」の中で、現代における「幻想風景画」の例としてディズニー映画があげられていることを前回書いた。その一例として「アナと雪の女王」の風景を取り上げたが、もうひとつの例として、やはり最新作の「マレフィセント」について見てみる。この映画は、名作アニメ「眠れる森の美女」の現代版リメイク作品だ。
二人の主人公の背景に描かれている森の風景が、ねじれてからみあう木や、とげとげしい枝など、不気味で恐ろしげに描かれている。マルセル • ブリヨンは「幻想芸術」でこう書いている。「森は非合理の世界、人間の想像力はこれらの森を戦慄と崩壊の場所として捉えたので、童話でさえそうした観念を反映して、森を悪のすみかとして描いた。」
森は人に恵みを与えてくれるものと捉える日本では、このように人間に対して敵対的なものとして森や自然を描く伝統はほとんどないが、「風景画論」でケネス • クラークは、ヨーロッパでは森というものが人間の自然に対する不安と恐怖のシンボルとして絵に描かれ続けてきた長い歴史がある、といっている。
このような幻想の森を描いた画家のひとりが有名なカスパー • ダヴィッド • フリードリッヒだ。廃墟の寺院や墓地とともに描かれた裸の木々は身をよじらせた不吉な形をしていて、死の森を象徴している。死を通して神のもとへ回帰できるという作者の宗教的観念を表現した絵と言われている。
2014年10月9日木曜日
「アナと雪の女王」の風景
ケネス • クラークの「風景画論」という本で、風景画をいくつかの種類に分類している。「象徴の風景」「幻想の風景」「理想の風景」「事実の風景」などだが、このなかの「幻想の風景」の章で、その一例として、レオナルド • ダ • ビンチの「大洪水」という絵をあげている。
荒れ狂い、渦巻く、「水」のすさまじい猛威と破壊力を表わした素描だ。科学者でもあったレオナルドは自然の様々な対象を観察し、その記録として素描を描いた。「水」に関しても、水流や運動などについて詳細な観察を繰り返し、素描をした。このような水の研究の成果を、芸術作品のモチーフに発展させた。ここでは、水の激しい動きが抽象化されて表現され、世界の終末のビジョンという「幻想の風景」が描かれている。
クラークは「幻想の風景」を次のように説明している。自然を、おだやかで美しいものとしてとらえるのではなく、人間がコントロールできないもの、あるいは人間を威嚇し、襲いかかる暴力的なものとして捉え、その恐怖感を表現したのが「幻想の風景画」であると。上のレオナルドの素描は、その特徴をよく表している。
いろいろな「幻想の風景」の例が紹介されているなかで、「ディズニーのアニメ映画」が現代において「幻想の風景」の流れを汲むものとしてあげられている。本では具体的な作品名が示されていないので、最新作「アナと雪の女王」の風景をあらためて見てみた。なるほど、自然の恐ろしさを描いた風景がいたるところに出てくる。
雪の女王の城は、人間が近づくことを拒絶するような恐ろしげな山の上にあり(上)、近づこうとする人間には巨大な氷の剣が襲いかかる(中)。そして氷によって押しつぶされた難破船が凍りついている(下)。他のディズニー映画でも、暗く不気味な森に少女が迷いこんだりするシーンがよく登場したりする。自然は愛でるべき美しいものであるという日本では、このように自然を怖いものとして描く伝統はあまりないが、ケネス • クラークは、とくに北欧の絵画に、人間の自然に対する不安と恐怖を描く「幻想の風景画」の長い歴史があると言っている。そう言えば、この映画の原題は「Frozen」、つまり「凍りついた」世界がテーマであることが分かる。
2014年10月7日火曜日
映画「悪童日記」
映画好きの閑人は、新作 • 旧作を問わず毎日のように映画を観ているが、久々にすごい映画を観た。今、公開中の「悪童日記」。
第二次大戦のさなか、両親から離れて田舎の祖母のもとへ疎開することになった双子の兄弟の物語。暴力や人殺しがふつうに横行している社会をまのあたりにし、また祖母からはいじめられ、二人は強く生き抜くことを決意する。本を読み知力を養い、二人で殴り合いをして痛みに耐える気力を鍛える。そして、悪を行うおとなには暴力や脅迫で罰を与えるようになる。そのような日々の出来事の「事実」を父親からもらった日記帳に詳細に記していく、、、、、、
映画の公式サイト→ http://akudou-movie.com/
第二次大戦のさなか、両親から離れて田舎の祖母のもとへ疎開することになった双子の兄弟の物語。暴力や人殺しがふつうに横行している社会をまのあたりにし、また祖母からはいじめられ、二人は強く生き抜くことを決意する。本を読み知力を養い、二人で殴り合いをして痛みに耐える気力を鍛える。そして、悪を行うおとなには暴力や脅迫で罰を与えるようになる。そのような日々の出来事の「事実」を父親からもらった日記帳に詳細に記していく、、、、、、
映画の公式サイト→ http://akudou-movie.com/
2014年10月6日月曜日
工場の絵(最終)
工場の絵「FACTORY』をグループ展「凡展」に出品。イメージ作りに苦労したが、最終的にこんな感じでまとめた。今、「工場萌え」とか、工場を海から眺めるナイトクルーズが流行っているらしいが、工場には確かに魅力がある。ただ、絵になりやすい普通の「いい景色」とは違うので、絵にするには相当工夫がいるモチーフで、そこがチャレンジのしがいがあるところだ。
2014年9月18日木曜日
「台灣の近代美術」展
上野の東京芸大美術館で、「台灣の近代美術展」を観た。サブタイトルの「留学生たちの青春群像(1895〜1945)」とあるように、戦前に台湾から東京芸大に留学した画家たちのその後の活躍を紹介する展覧会。日台絵画交流の歴史を知ることができる貴重な内容。
http://www.geidai.ac.jp/museum/exhibit/2014/taiwan/taiwan_ja.htm
http://www.geidai.ac.jp/museum/exhibit/2014/taiwan/taiwan_ja.htm
2014年9月10日水曜日
工場の絵(さらに続き)
グループ展の期日がせまってきたが、イメージがまとまらない。題名をエントリーしてしまっているので、モチーフを変えるわけにいかず、イメージスケッチを続ける。幻(まぼろし)のようなイメージにならないかと試みる。
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