ピサロの絵を模写した。といってもたしか 25 年くらい前の、印象派が大好きだった頃のもの。のどかな田舎道をよく描いたピサロの絵が特に好きだった。一点透視の構図が多く、ずっと先までその道を歩いて行きたい気分にさせられる。この絵はたぶん冬なのだろう、低い太陽の日差しが右側の家と道路に当たっている。澄んだ空気感が気持ちいい。印象派が発見した " Warm light , Cool shadow " が効果を発揮している。歩道と車道の境目が完全な垂直線になっているのでピサロはそこにまたがって描いているはずだ。その境目を男女二人が段違いで歩いてくるのが面白い。
オルセー美術館に行った時、この絵があったので思わず写真を撮ってしまい、それもフラッシュオンのままだったのでまわりからにらまれてしまった思い出がある。
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