2016年8月9日火曜日

パステル画、現代パステル協会展

Pumice

FBで海外の人たちと作っているパステル画グループのメンバーたちの作品を見ていると、技法について「soft pastel on board primed with pumice」などと書かれている場合がとても多い。「pumice」という砂目の下地材をボードなどに塗った上にパステルを描いている。パステルの紙にはパステル用紙の他にサンドペーパーもよく使われるが、pumice (パミス)はサンドペーパーと同じ状態を作れる。

この下地材は普通は均一に塗るのだが、わざと盛り上げて粗いマチエールを作ると面白い。滑らかなトーンが特徴の普通のパステル画とは違う絵が描ける。今度のパステル公募展で大きい賞をとった人の作品はベニヤ板に直接描いているが、同じようなねらいだ。

明日までの「現代パステル協会展」( ~  8 / 10、東京都美術館 ) ではこんな新しい表現をトライしている作品が多い。(拙作も小さい賞をもらった。)


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