2013年10月12日土曜日

映画「トランス」

公開されたばかりの映画「トランス」を閑人は早速観にいった。オークションで40億円の名画が落札されたその瞬間、ガス弾が投げ込まれ、その絵が強奪される、というところから始まるサスペンス映画。どんでん返しが3重、4重にはりめぐらされていて、楽しめる。その絵がゴヤの「悪魔たちの飛翔」で、映画の重要な道具立てになっているが、絵自体が主題の映画ではない。

2013年10月10日木曜日

ターナー展


現在開催中のターナー展(東京都美術館、10/8 〜 12/18)を観た。
出展作品数は多いが、ほとんどがスケッチや習作で、タブローは少なく、しかも代表作と
いわれるような有名作品はあまりない。そのため、かえってターナーの創作プロセスが見
えて面白い。例えばこれは、生前に発表されなかった作品だそうだが、完成作なのか、途
中でやめたものなのか、それとも単に実験なのか? 空と海が混然とした空気感に包まれ
て気持ちのいい絵だ。



ターナー展リンク:www.turner2013-14.jp/

2013年10月8日火曜日

忍野を描く(その6)

ハイライトを強め、光を強調する。とりあずこれで完成とする。


忍野を描く(その5)

草や木などにテクスチャーを加えながら、細部を描きこんでいく。だいぶできてきたので、ここでマットを当てて様子を見る。現場で見た光のきらめきがほしい。




2013年10月6日日曜日

忍野を描く(その4)

下塗りの上にパステルをおおまかにザックリと色を乗せる。エスキースのイメージとずれてはいないと思うが、うーん、いまいち。第一段階なので、これからどうするか。


2013年10月3日木曜日

忍野を描く(その3)

水彩で下塗りをする。エスキースのイメージを大切にしながら、セピア色一色だけを使って明暗のコントラスト(バリューコントラスト)を描く。対象物の形を描くのではなく、あくまでも「光」の明と暗を意識して描く。遠景の光が手前に差し込んで、木漏れ日の陰をつくったり、水面に木々の反射が面白いパターンを作ったりなどなど • • • •



2013年10月2日水曜日

忍野を描く(その2)

今日は、本番にかかる。
パステル画にするつもりなので、いつもどうりキャンソンの「ミ • タント」紙を使う。このパステル専用紙は、カラーペーパーで、いろいろな色があるが、愛用のウォームグレーにする。下塗りを水彩ですることにしたので、水張りをする。これをしないと、でこぼこになり、後でパステルでの着色がしにくくなる。
昨日描いたエスキースを拡大するのだが、昔からやられている古典的手法のグリッドによるやりかたではなく、自分はコピー機で拡大コピーをして、それをカーボン紙でトレースする方法をとっている。手間がかからずとても簡単だ。今日はここまでで明日水彩で着色にかかることにする。