2026年3月7日土曜日

直島の「李禹煥美術館」

Lee Fan Museum 

前回「美術が建築に近づくとき 10 選」について書いた。美術館のように、ただ美術の展示場としての建築ではなく、建築と密接な関係で結びついている美術作品を取り上げていた。そこではあがっていなかったが、瀬戸内海の直島の「李禹煥美術館」も10 選に入ってもよかったのではないかと思っている。

直島はアートの島として有名だが、ちょうど 10 年前に訪れたことがある。「李禹煥美術館」は安藤忠雄の設計の建築と、李禹煥の現代アートの作品が、美術が建築に「近づく」どころではなく、一体化している。

この建築は半分地下に埋まっている。コンクリート打ち放なしの壁に囲まれたくぼみの空間に李禹煥の作品が置かれている。作品は自然石を削ったもので、建築は、そこに当たる光と影を計算しつくしている。


なおアートの島の直島には他にも「地中美術館」「ベネッセハウスミュージアム」「直島新美術館」などがあり、いずれも安藤忠雄の設計で、自然と建築と美術が融合した見事な美術館だ。また普通の小さな民家をギャラリーにした「家プロジェクト」もある。


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