2025年12月31日水曜日

小津安二郎とヴィム・ヴェンダース 

 Yasujiro & Vim Vendars

昨日(12 / 30)の NHK 「映像の世紀」で、「スクリーンの中の東京百年」をやっていた。今年の「昭和100年」ちなんで、映画を通して日本の100 年を振り返るというもの。

そのなかで最も大きく取り上げていたのが小津安二郎と、その代表作「東京物語」だった。田舎から東京見物に来た老夫婦を通して、家族の絆が失われてしまった戦後日本の家族観の変化を描いていた。

続いて、その小津安二郎を尊敬するヴィム・ヴェンダース監督のドキュメンタリー映画「東京画」が紹介される。小津へのオマージュ映画で、小津の足跡をたどりながら、バブル時代の日本の風景を撮っている。それは、小津が描いた古きよき日本が失われた、アメリカナイズした軽薄な若者たちだ。

番組の最後で、さらにヴィム・ヴェンダース監督の最新作「Perfect Days」が紹介される。そこでヴェンダース監督自身の意図について、こんな意味の解説が入る。「コロナ禍で、ヨーロッパの街がロックダウンされて死んでしまったのに、東京では、トイレ掃除に生きがいを感じている主人公のように、古きよき時代の優しい人間がまだ生きていることに感動してこの映画を作った。」

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