Charles Wirgman
イギリス人のチャールズ・ワーグマンは、江戸時代末期に日本に来た画家で、西洋絵画が日本で始まるきっかけになった人だ。明治時代なかばに亡くなるまで横浜で活動し、日本人女性と結婚し、横浜外人墓地に眠っている。外人墓地資料館(写真)にワーグマン関連の資料があり、神奈川県立歴史博物館に大量の作品が展示されている。だから横浜人には比較的知られている人だ。(今でも命日には絵画愛好家たちが墓参りしている)
イギリスの挿絵雑誌の特派員として来日して、日本の風俗のスケッチを描いてロンドンに送っていた。また横浜居留の外国人向け風刺漫画雑誌を創刊したりした。(その雑誌の名前「ジャパン・パンチ」は、日本語の「ポンチ絵」のもとになった)
日本各地の風景を描いた油彩画を多数残している。そして日本初の洋画家として有名な五姓田義松や高橋由一はワーグマンに弟子入りして学んだ。日本の洋画が始まったばかりの揺籃期に大きな貢献をした。
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