Architecture model
建築家の仕事場を描いた 18 世紀の版画。机の上に図園が広げられていて、そこに天使が建築模型を持って舞い降りてくる。アイデアに困っている時に突然閃くと「降臨した」というが、その通りの絵で面白い。「欲しいのはこれでしょう」と神様が天使を遣わしてくれたのだ。
もともと「クリエーション(創造)」は、この世界を神様が創ったことをさす言葉で、建築も神様のやる仕事だと思われていた。だから建築家は神様の意志に基づいて図面を引いているにすぎない。
15 世紀の有名な「受胎告知」でもそういう建築の持つ意味がわかる 。神様が聖人を遣わしてマリアに受胎告知に来た場面だが、聖人が手にしているのは建築模型で、それを神様の遣いであることの身分証明書(?)みたいに持っている。
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