Taiwan movie " Le Moulin "
ミニシアターで「日曜日の散歩者 わすれられた台湾詩人たち」という台湾映画を観た。日本統治下の台湾で、シュールリアリズム文学を目指したた詩人たちのグループ「風車詩社」の活動を描いたドキュメンタリー映画。台湾映画の名作には「非情城市」「セデック・バレ」「KANO」など日本と関わりのある作品が多いが、これも文学を通して見た日台関係史でもあり参考になる。
台湾人なのに日本語で書かなければならない葛藤の中で、やがて日本の戦時翼賛体制に組み込まれてしまったり、戦後は中国の国民党による弾圧を受けたりなど、苦難が描かれている。
ニュース映画の断片をコラージュ的ににつなぎ合わせた映像に、詩人たちの詩作の朗読が重なる。映画自体の表現がシュールリアリズム的だ。
0 件のコメント:
コメントを投稿