Exhibition " Fear in Painting "
怖い絵は好きなのでさっそく観たが、なかなか面白い。神話や歴史の怖い物語や、心の中に浮かぶ悪夢、などあらゆる種類の怖い絵が観れる。セザンヌなどの作品もあり、怖いものは普通に描かれてきたモチーフで、特殊なものではないことがわかる。美しいものを描くのが絵、という常識は一部分のことでしかないのだろう。
( 上野の森美術館 〜12 / 17 )
蛇足だが、今回はなかったが、個人的に最高に怖いと思うのはジョン・マーチンの絵。人間の行いが神様の怒りにふれて、この世が終わってしまうという究極の怖さ。左下に哀れな人間たちが見える。原子炉のメルトダウンとして見ると非現実的とは思えなくなる。
「神々の大いなる怒りの日」 ジョン・マーチン 1853
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