もともとが車のデザイナーだったシド • ミードなので、絵には自身でデザインした未来のオリジナル乗り物がよく登場する。これは彼のもっとも得意とする分野だ。上の絵は月面で作業する4足歩行ロボットのイメージスケッチ。横にはみだした小さい運転席でスケールの大きさが分かる。関節などの歩行メカニズムなどがいかにもありそうに描かれていて説得力がある。下の絵は、40年位前の彼がまだ若かったころの絵で、今と比べると絵の技術では劣るが、コンセプトは大胆で、身に着ける個人用乗り物で、今風に言えば、ウエアラブルヴィークルとでも呼べそうなもの。今では 80 才を越えた永いアーチスト人生だが、その時代時代での「未来感」を乗り物に託して表現してきた。
(図版引用:「CONCEPTS OF SYD MEAD "OBLAGON」より)
(図版引用:「SENTINEL」より)
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