2025年9月6日土曜日

映画「おもいでの夏」(「Summer of '42」)

 Summer of '42

前回、生まれた年の1942 年の出来事をもとにした映画3つを紹介したが、追加でもうひとつ「おもいでの夏」をあげる。原題が「Summer of  '42」で、自分の生まれた年が題名になっていているためもあり、この映画には強い印象が残っている。ある作家の回想録をもとにした映画で、思春期の少年の甘く切ない思い出の物語だ。なぜ 「'42 」なのかは、すでに第二次世界大戦が始まっていて、戦争が落とす影がストーリーの重要な軸になっているためだ。

ひと夏、ある島に一家と避暑にやってきた少年が、仲間の”悪ガキ”たち3人でいつも遊んでいる。ある日、島の先端の家に住んでいる若い夫婦を見かける。新婚らしい二人は幸せそうだ。しかしやがて、夫は招集されてヨーロッパ戦線に送られる。少年はひとり残された美しい女性に憧れを抱き、親しくなっていく・・・

・・・ラストで、いつものように少年が女性の家を訪れると、女性の姿が見えない。するとテーブルの上に置いてある電報が目にとまる。夫が戦死したという陸軍省からの知らせだった・・・

ミッシェル・ルグランのテーマ曲は、今でも映画音楽の名曲としてよく耳にするが、聴くたびに映画のシーが目に浮かんでくる。


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