「Car Styling」誌がいつの間にか復刊していたのを知り、買ってみたら、いい記事が載っていました。アメリカ人アーティストたちの描いた「自動車アート」特集。いろいろなタイプの自動車アートが紹介されています。
(図版;「Car Styling」vol.3より)
(左:Art Fitzpatrick)‘60年代に、「AF+VK」のペンネームで人気だった二人組の、イラストレーションとレンダリングを融合させた車広告シリーズは、アドバタイジング •デザインの大傑作でした。その一人 AFさんが 96歳の現在も昔のままのスタイルで描いていることを知り、驚きです。
(右上:Ken Eberts) アメリカでは、‘60年代にフォト•リアリズム絵画が流行しました。ありふれた風景を写真のように描いてインパクトを与えましたが、自動車もよく題材になりました。これもそのひとつだと思います。
(右下:Dennis Brown)これは絵画というよりイラストレーションでしょう。アメリカでは、雑誌にイラストが使われる頻度が高いので、腕のいいイラストレータがたくさんいるようです。
それにしても、記事でも言っているように、このような「アート」は、すたれて消えていく運命にあるようです。記事では、その原因として、表現手法がアナログからデジタルに変わってしまったことをあげていますが、自動車自体が絵になるような輝く存在でなくなってしまったということではないでしょうか。
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