" The Phantom Atlas "
話題の本ということで読んだが面白い。探検航海をした冒険者たちが、新しい島や海や陸地を発見したと言って、いかにも詳細な地図を作ったが、多くは功名心や金儲けのための嘘の地図だった。北米大陸を横切って大西洋と太平洋をつなぐ海峡があるとか、オーストラリアのど真ん中に巨大な内陸海がある、などといった気宇壮大な地図がたくさん収録されている。
日本の地図も出てくる。17 世紀のオランダの探検家が描いた地図で、ちょっと変な形の北海道の右に大きな島(半分だけ見えている)が描かれている。金銀が出るとされていた伝説の島を実際に発見したと言い、カンパニーズ島と命名までして、この地図を作った。この嘘が 100 年以上もの間、本当だと信じられ続けていたというから面白い。
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