Is Paris Burning
ほとんどが面白くない NHK の番組の中で、ドキュメンタリー番組の「映像の世紀 バタフライ・エフェクト」だけは毎回必ず見ている。「バタフライ・エフェクト」とは、蝶が羽根を揺るがしただけのような取るに足らない小さな出来事がやがて世界を揺るがすような大きな出来事に発展していくことを意味する。20 世紀の様々な出来事について、「バタフライ・エフェクト」の視点から歴史を読み解いている。世界中のアーカイブ映像から収集した貴重な映像で構成されている。
この番組を盛り上げているのがテーマ音楽で、TV のテーマ曲の最高傑作といわれている。もの静かに始まり徐々にドラマチックになっていく。オープニングでこの曲が流れるとゾクっとする。題名は「パリは燃えているか」で、作曲家の加古隆による。自身がピアノを弾くカルテット演奏の映像がある.→ https://www.youtube.com/watch?v=HLEKnAGQalI
曲の題名の由来・・・ ナチスドイツに占領されたパリが、レジスタンスの蜂起によって奪還される時、ヒトラーは撤退前にパリの街を焼き払えと命令する。しかしそれは実現せず、パリは生き残った。誰もいなくなったドイツ軍司令部の電話口にベルリンからのヒトラーの声が虚しく響く。「パリは燃えているか?」・・・
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