「The Life and Times of Jesus of Nazareth」
イスラエルの聖典「聖書」に書いてあること。宗教学者レザー・アスランの「イエス・キリストは実在したのか」より。
聖書の「マタイによる福音書」には、イエス・キリストの言葉として、「わたしが来たのは平和をもたらすためだと思ってはならない。平和ではなく、剣をもたらすために来たのだ。」とある。「剣」とは、武器または暴力を意味する。
聖書の「ヨシュア記」で、イスラエルの神がこう命じている。神の国イスラエルの栄光を復活させるためには、現存する秩序を破壊しなければならない。神の支配を樹立するためには、現存する指導者たちを完全に一掃しなければならない。神に選ばれたイスラエルの民が、奪われた土地を取り返すためには、暴力と流血を避けてはならない。
聖書の「出エジプト記」では、神を「いくさ人」と呼んでいる。その神は、イスラエルの土地を占領するパレスチナ人の男と女と子供をことごとく虐殺せよと命じている。聖書の言う「隣人愛」とはあくまでもイスラエル人同士についての話で、異なる民族、文化、宗教に対しては、非寛容で暴力的だ。
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