Turner & The Sea
日経新聞の文化面に連載されている「空を見上げて 十選」シリーズに、ターナーの「奴隷船」が登場した(1 1 / 1 5 付)。記事はこう書いている。『右下には、海に投げ出された死体に群がる魚たち。ターナーの絵画はとうとう「死」を直視した。その「恐ろしい美」によって絵画史が転換した。』
「TURNER & THE SEA」はターナーの海景画の画集だが、この絵についてこう解説している。『台風で海が荒れ狂い、奴隷船が翻弄されている。船の”積荷” を軽くするために、奴隷を生きたまま海に投げ出す。その屍体に魚が群がっている。描かれた1 9 世紀中頃には、奴隷制度への反対運動が高まっていたが、ターナーはその背景でこの絵を描いた。』
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