Tableau vivant
「活人画」とはあまりなじみのない言葉だが、人間が名画の通りの衣装を着て、絵と同じポーズをとって絵を再現するものだが、宮廷のパーティで客をもてなす娯楽として行われた。フランス語の「タブロー・ヴィヴァント」は「生きた絵画」という意味。
ゴダールの「パッション」は、映画を制作しているところを映画にするという珍しい映画だが、制作しているのは、活人画を撮る映画で、おなじみの名画の活人画が登場する。レンブラントの「夜警」では、原画通りにこだわる監督が、中央の女の子の照明が明るすぎると言って何度もダメ出しする。絵は画家のイメージで描いたものだから、その通りに再現するのは至難のワザだろう。原画と、映画の活人画のシーン。
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