2020年9月27日日曜日

ホドラーの「パラレリズム」絵画

 Hodler

ホドラーは 1 9 世紀末のスイス人画家。神話的なモチーフを、象徴主義的に描いた。しかし画面の構成的性格が特徴で、対照性、平行性、リズム感、などの表現を得意にした。



このように、類似する形を反復して画面を構成する方法をホドラー自身が「パラレリズム」と呼んだ。そのことによってリズムが生まれ、音楽性を持った絵画になる。ホドラーの具象表現に対して、抽象表現で同じ音楽性をテーマにしたのがパウル・クレーだが、両者は同時代で、しかも同じスイス人というのが面白い。


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