2019年2月17日日曜日

「クマのプーさん展」と映画「グッバイ・クリストファー・ロビン」

Exhibition "Winnie-the-Pooh"  &  Movie "Goodbye Christopher Robins"

「クマのプーさん」は作家の A・A・ミルンと、画家の E・H・シェパードとの共作による本だが、展覧会ではシェパードの原画が大量に展示されている。ミルンの子供とぬいぐるみをモデルにして、デッサンを繰り返しながら挿絵のイメージを練り上げていった。その鉛筆デッサンが素晴らしく、一見の価値がある。(ただし会場は超満員。)
(渋谷  BUNKAMURA  ザ・ミュージアム、~ 4 / 14 )



「クマのプーさん展」を観に行く前の "予習" のつもりで「グッバイ・クリストファー・ロビン」を DVD で見たが、映画としてじゅうぶんに面白くてびっくり。「プーさん」の作者 A・A・ミルンと、その息子の半生を描いた伝記映画だが、ホンワカした本とはかけ離れた悲劇的な話だ。

ミルンは息子をモデルに「クマのプーさん」を書いたが、主人公の名前を、本名と同じ「クリストファー・ロビン」にしてしまった。本が爆発的なベストセラーになり、息子は有名人になってしまい、本の宣伝にも利用され、「クリストファー・ロビン」が一人歩きしてしまう。やがて成人した息子は本の「クリストファー・ロビン」に決別し(だから「グッバイ」)本当の自分になるために、志願兵になり、戦争に出征していく・・・

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