Turner
今やっている「ターナー展」にあった絵で、 アルプスの険しい山道のゴツゴツした岩と目も眩むような深い谷が大迫力だ。
インスタ映えする写真を撮りたくて旅に行く。ネットの写真を見て自分も行ってみたいと思う。これと同じことが昔からあったそうだ。 18 世紀イギリスでは「グランドツアー」という海外旅行が大流行で、旅行ガイドブックに載っている風景画の本物を見たくて旅に出る。目的地で風景を見て、なるほど絵の通りだわいと満足するし、画家は写真はまだ無いから絵に描く。「ピクチャレスクな風景」とは絵のように美しい風景のことで、そういう風景を描いた絵は「ピクチャレスク絵画」と呼ばれた。ターナーがアルプスやイタリアに旅をして絵を描いたのもそれだった。(参考:「グランドツアー」)
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