2018年4月9日月曜日

「ブルーノ・ムナーリ」展

Bruno Munari Exhibition

なんとも懐かしい人の回顧展(神奈川県立近代美術館・葉山館)が始まった。とはいえ考えてみると写真で見ていただけで現物を見るのは初めて。300 点もの作品を見ていると、楽しいアイデアが次々に湧いてきて子供のように嬉々として制作しているムナーリの姿が目に浮かんでくる。葉山で春の海を眺めながら鑑賞するのにぴったりの気持ちも暖かくなる展覧会だ。


(写真:展覧会図録より)

平面と立体、アートとデザイン、などといった境界に関係なく、やりたい放題やっている。有名な子供の造形教育では、絵本を作ったり、子供相手のワークショップを開いた。右の「木を描こう」という観察と表現の練習用テキストの表紙は、よく見ると木の枝のフラクタル構造を示しているようで、これが子供向け?とびっくりする。数学にも関心があったムナーリらしい。

0 件のコメント:

コメントを投稿