Interior in paintings (2) "Window"
もう昼間だが起きたばかりの女性が窓の外をぼんやりとながめている。夜が長い生活なのだろう。エドワード・ホッパーは大都会ニューヨークに住む人たちの孤独感をテーマに描いた。自分にとっては都会が「かかわりのない外」だという感情が「窓」で表現されている。
ホッパーには逆に窓から家の中をのぞき見している絵も多い。映画「裏窓」だ。この場合も、光景の手前に「窓」を描くことで、それが自分と無関係の観察対象でしかないことが強調されている。左は着替えて寝ようとしている一人暮らしの女性、右は会話のない夫婦で、どちらも寂しい光景だ。
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