Interior in paintings (1) "Chair"
椅子が描かれている絵をいくつかピックアップして、大まかに年代順に並べてみた。これを椅子そのものでなく座っている人間の姿勢に注目して見ると面白い。きちんとした姿勢で座っていたのが時代とともにだんだん自由な姿勢になっていく。日本的に言えば正座だったのがだんだん膝をくずしていくような。椅子の形が規定しているあるべき座り方から逸脱していく。現代画家バルテュスの絵でその極致になる。
ホイッスラー「画家の母の肖像」 セザンヌ「赤い肘掛け椅子のセザンヌ夫人」
モジリアニ「椅子に肘をつくジャンヌ・エピュルヌ」 マティス「安楽椅子にかける女」
バルテュス「美しい日々」
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