” Easy Rider "
最近のトランプ大統領のニュースを見るたびに昔の映画「イージー・ライダー」のことを思い出す。我々には奇妙に見える大統領の言動と、それが多くのアメリカ人から支持されていることの理由がこの映画から見えてくる。
アメリカ西海岸の2人の若者がバイクで旅するロードムービーだが、南部に来たとき地元の住民に射殺されてしまう。殺したのは善良な市民で、自分たちの古き良き生活と異なる価値観を持ち込む「よそ者」に対する強い憎しみを持っている。彼らにとっての「よそ者」とはロサンジェルスやニューヨークの都会の文化であり、自由で開放的な若者文化だ。映画で今でも強く印象に残っているのがこのような地元住民の憎しみの表情だった。
トランプは都市部では負けたが、中西部や南部の田舎で圧倒的に支持されて勝ったが、その背景がこの映画でよくわかる。トランプは彼らのために「よそ者」を排除しようと懸命に頑張っている。彼らにとっての現代の「よそ者」とは、知識人や高学歴者、東部のエスタブリッシュメント、金融で儲ける金持ち、移民や異教徒、それらを支持するメディア、など。みんな「イージー・ライダー」での「よそ者」につながっている。
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