三菱一号館美術館によく行く(現在は「オルセーのナビ派展」開催中)が、どんな企画展の最中でもこのルドンのパステル画は常に展示されている。この美術館の目玉コレクションなのだろう。
ルドンはもともとは幻想的で不気味な絵が有名で、「げげの鬼太郎」の水木しげるも参考にしたという一つ目小僧の作品が代表例だ。それがどういう心境の変化か50歳を過ぎてから一転してパステルでこのような美しい花の絵を描くようになった。この変化はパステルを始めたからこうなったのか、それともこういう絵を描きたくなったからパステルを始めたのだろうか? パステル画には「甘い」絵というイメージが今でもつきまとっているが、ルドンにとってもそうだったのだろうか?
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