閑人の絵日記

2024年4月30日火曜日

グリーナウェイ監督の「英国式庭園殺人事件」

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「Draughtsman's Contract」  ミニシアターで上映中のグリーナウェイ監督の特集(「ピーター・グリーナウェイ  レトロスペクティブ」)でやっと「英国式庭園殺人事件」を見ることができた。キャッチコピーの「美に取り憑かれた鬼才による毒に満ちた世界」の通り、グ...
2024年4月28日日曜日

パースペクティブの ”良くない” 絵

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 Two-point Perspective 遠近法(パースペクティブ)の教科書に必ず載っているのが、2点透視の「良くない」例で、例えばこの室内の絵。 ベッドの手前の角が 90 度以下の鋭角になっていて、このように見えることは現実にありえない。たとえ 90 度であってもベッドを真...
2024年4月24日水曜日

映画にみる 未来の「生成 AI 」

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 Generative AI in movies 「生成AI 」は小説を書いたり、政治家になりすますなど、今までは人間にしかできないと思われていた仕事にまでも進出してくるようになった。するとそもそも、人間と AI の違いは何なのかという根本的なことが問題になってくる。 映画「he...
2024年4月22日月曜日

絵画的な映画「天国の門」

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「Heaven's Gate」  映像が美しい絵画的な映画といえば No.1 は「天国の門」だろう。マイケル・チミノ監督のこの映画は巨額の制作費をかけたが、興行的には大失敗して非難を浴びたといういわくつきの作品だ。撮影監督がヴィルモス・ジグモンドという人で、若い頃に美術の...
2024年4月19日金曜日

「エッジライト」の美しさ 絵画・映画

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 Edge Light 人物に背後から逆光が当たると暗いシルエットになる。そして光が強いと、シルエットの輪郭(エッジ)に沿って細く強い光が生じる。それが「エッジライト」で、写真のライティングとしてよく使われる。 絵画でもたまに「エッジライト」の絵がある。例えばルノワールの「海のほ...
2024年4月17日水曜日

セザンヌは「キュビズム」の ”はしり”

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Cezanne and Cubism 「キュビズム  美の革命」展(国立西洋美術館、〜2024.1)があったが、入場するとすぐにセザンヌの作品数展が並んでいた。 セザンヌはキュビズムにつながる美の革命の先駆者だったとされているが、同展でもそのことを強調していた。 対象を固定した同...
2024年4月15日月曜日

シド・ミードが描いた夢の車

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「 Innovations」 by Sid Mead 最近の報道で 、USスチールが日本製鉄に買収されるというニュースが出てくる。「鉄は国家なり」といわれて、アメリカを支えてきた世界最強の USスチールが日本企業に買収されるとはびっくりする。 60 年くらい前の USスチール全盛...
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自己紹介

斎藤共永
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