Handmaid's Tale
昨日、ノーベル文学賞の速報を見たら、アン・カーソンというカナダの女性詩人が受賞した。残念ながら、日本人の受賞はなかった。
このアン・カーソンという人は知らなかったが、同じくカナダの女性作家マーガレット・アトウッドもずっと受賞候補者だった。アトウッドの代表作「侍女の物語」は世界中でベストセラーだった。架空の国「ギレアド」を舞台にした物語で、キリスト教原理主義者がクーデターを起こし、政権を奪取する。出生率の低下に危機感を抱いている彼らは、すべての女性から仕事と財産を没収し、妊娠可能な女性たちを「侍女」としてエリート層の男の邸宅に派遣する。「侍女」たちはあくまで出産の道具だ。主人公の女性の名は「オブフレッド」だが、「オブ」は「OF」で、派遣先の男の名「フレッド」の所有物であることを表している。このように、SF のかたちをとったディストピア小説だが、女性差別社会への批判のメッセージが込められている。

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