Perspective
まず万年筆のスケッチ(いちばん上)をする。次にそれを現物より大きくなった状態を想像して描く。次々にどんどん大きくさせていき、最後はジャンボジェットくらいまでに大きく(いちばん下)する。
人間が描かれているが、これは人間との対比で大きさを感じさせるためだけではない。人間の目を通る水平線が描かれているのがいちばん大事な点だ。人の目の高さ(アイ・レベル)は地平線(ホリゾンタル・ライン)と一致するという遠近法の大原則を教えている。また消失点はアイ・レベル上にあるということも気づかせる。
この図で、大きくなるほど地平線の位置が下へ下がっていき、ジャンボジェット万年筆では人は真上を見上げている。 そして消失点は大きくなるにつれて万年筆に近づいてきていることもわかる。
遠近法は物の形を ”正しく” 描く方法だが、これを逆用して、”ウソ” を描くこともできる。それが面白くて、犬小屋を人間の家にしたり、高層ビルにして遊んでいた。(図は「Perspective :A New System for Designers: by Jay Doblin」より)
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