日経新聞の連載コラム記事 「空を見上げて 十選」シリーズが終わった。空の絵などは無数にあるから、 1 0 点だけを選ぶのは苦労したと思う。選者は哲学者の小林康夫氏で、”哲学的な” 観点から絵を解説している。
取り上げられた 1 0 点は、コンスタブル、ジョルジョーネ、屏風絵、クロード・ロラン、ターナー、ゴッホ、ホイッスラー、古賀春江、イブ・クライン、ルネ・マグリット
これ以外にも「空を見上げた」絵は、優れたものがまだまだあるので、補足してみる。
人々が暗雲で覆われた暗い空を見上げている。ドイツの現代画家リヒャルト・エルツェの「期待」が描かれたのは 1 9 3 5 年で、大恐慌まっただなかで、ヒトラーが政権を握り、戦争がやがて始まることが予兆される不安な時代だった。この絵は、そのような人々の不安な気持ちを空に託して幻想的に描いている。
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