Mondrian
スタートは昔ながらの自然主義絵画だが、その中でも造形性指向の方向に変わっていく。この農村の納屋の絵では、建物が非遠近法的で、平面的な幾何的構成になり始めている。後の抽象主義へ向かって一歩ふみ出している。
「女性の肖像」では、もっとはっきりと色面による構成になる。
モンドリアンは木をモチーフにした作品が多数あるが、「コンポジション 木々」では、具象性がほぼなくなり、木立を垂直・水平の線だけで構成した純粋造形になっている。
「色面の楕円コンポジション」は、キュビズムの影響を受けているとされるが、パリの街の建物がおり重なっている風景をモチーフにしている。直線・長方形・楕円などの幾何形態で構成している。なお右下の「KUB」の字は、この場所にあった看板の文字だという。
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